こんにちは!山梨にアトリエを構えるDIYアートラボ(絵画教室・アート&デザイン教室)「アトリエミライ」です。
今回は、デッサンに使う鉛筆の種類や特徴、使い分け方についてお伝えしたいと思います。
目次
デッサン用の鉛筆はなぜ必要なの?【山梨・絵画教室】
前回、デッサンについて、
「鉛筆一つでできる」
とご紹介しました。
鉛筆一つでももちろんできるのですが、普段使いのHBやBの鉛筆では、実は色の濃淡に限界があります。
いくらHBやBの鉛筆で重いっっきり黒く塗っても黒は濃くなりません。
濃さを出すにはもっと濃淡の濃い鉛筆でぬりつぶつしかありません。
デッサンは光と陰を捉え、リアルに陰影をつけることで完成させて行くので、
光と陰を表現するために白から黒までの陰影の差が必要になってきます。
ですのでもっとデッサンを楽しみたい方はいろんな濃さの鉛筆を買うとデッザンの表現力が深みを増しますし、
表現がしやすくなります。
一般的にとの鉛筆を揃えればいい?【山梨・絵画教室】
デッサン用の鉛筆の違いについてお話ししたいと思います。
鉛筆には色々な濃さの芯があり、芯が濃くなればなるほど芯は太く柔らかく濃くなり、
色が薄い鉛筆になるほど、芯は硬くなり、色も薄くなって行きます。
よくHBとか2Bくらいなら使うのではないでしょうか。
その「H」や「B」「2」には意味があります。その意味は・・・
- Hがつくと、鉛筆の芯が固くて、出る色も薄い(芯が細い)
- Bで数字が大きくなるにつれ、鉛筆の芯は柔らかくなり、色も濃くこなっぽくなる(芯が太い)
と覚えておけば十分です。
そして、デッサンを試しにやって見るのに必要な最低限の鉛筆の種類はというと・・・
結論から言うとHB、2B、4B、6Bを持っていれば十分かなと思います。
あとは筆圧の乗せ方で濃い薄いが十分表現できます。
ちなみに
- H・・・Hard(硬い)(芯が細い)
- B・・・Black(黒い)(芯が太い)
といった違いで覚えても分かりやすいですね!
Bの芯、特に10Bともなるとがかなり太いので横に寝かせて広い面を塗りつぶす時などに使えます。
個人的には6Bは必ずもっているといいと思います。
本当に最小限で行くなら、HB、2B、6Bといったところでしょうか。
黒と白の濃淡さが広がるので、迫力が出せコントラストが効きます。
書き込みが少なくても抑えるべきところにこの濃い黒を塗ればエッジが効くという感じです。
鉛筆の芯の種類は三つある【山梨・絵画教室】
ちなみに鉛筆の芯は、実は粘土と黒鉛(グラファイト・炭素でできた鉱物の一種)を混ぜたものでできています。
画材屋に行くと「グラファイト鉛筆」という言葉を見るかもしれません。
グラファイト鉛筆と書かれたものは普通の鉛筆の芯です。
一般的にはそうですが、鉛筆の芯には他にもカーボン鉛筆、チャコール鉛筆というものがあります。
どれも粘土が使われています。
カーボン鉛筆の特徴は、光沢がないところです。主に炭が原料となっているため、濃い黒を表現できます。
チャコール鉛筆はというと、木炭の粉末と粘土でできています。カーボンと一緒で黒がしっかり出ます。柔らかくて折れやすい感じの芯です。木炭のデッサンの時に使われることが多いです。
どの鉛筆も黒の素材と粘土が混ざって芯になっています。ですので粘土の比率によって鉛筆が柔らかくなったり硬くなったりするのです。恋鉛筆ほど黒の成分が多いので、固める役割をしている粘土が少なく、柔らかいんです、
デッサン鉛筆メーカーは何を選べばいい?【山梨・絵画教室】
デッサンの鉛筆、こだわる人はこだわるかもしれませんが、初めての方は普通に近くの文房具屋や画材屋に売っている、希望の濃さの鉛筆が揃えば良いと思います。
日本のメーカーですと、「三菱鉛筆」
海外のですと、ドイツの「ステッドラー」で良いと思います。
ステッドラーのマルスルモグラフ製図用高級鉛筆は代表的な鉛筆で、書き味が滑らかですし鉛筆だけでも24硬度(24種類の鉛筆の濃さ)があるということで、幅広い濃淡から選択できます。
全部揃えたいと思っても、デッサン用の鉛筆単体のお値段はまあまあします。
単体で買うと安くても一本300円以上はします(ピンキリ)
ちなみに、もし、デッサンを趣味で始めるなら、実はセットで買う方がお得です。
以下のようなセットでしたら、単体で揃えるよりもお得です。
単体で4、5本は買うなら、このセットを買った方がお得です。
でも早く減るものとそうでないものとあるのでよく描く方は単体で買うほうがいいですが、まずはデッサンを趣味にしてみようという方は、こちらのようなセットを買うとテンションも上がるしお値段をおさえられるし、一通り揃うので良いかと思います。
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