こんにちは!山梨にアトリエを構える 絵画教室・アート&デザイン教室 「Diy Art Labo アトリエミライ」です。
今日はアトリエミライの小学生向けレッスンの工作や造形についてお話ししたいと思います。
目次
工作キットを使わない工作の良さ(山梨の絵画教室)
学校の工作や絵画教室の工作と言うと、ある程度取り組むものが決まっていて、材料も揃えられていて、その中で自由に・・・
というワークが多いと思います。
準備された材料や、中にはあらかじめカットされていたり、出来上がる形に切られていたり、出来上がり図があっての工作キットを使うこともたくさんあると思います。
完成図がわかっていて、それに対して後は進めるだけになっている工作やクラフトも、気楽に取り組めて楽しいかもしれません。
けれどアトリエミライではあえて、最初から子供と相談しながら始めます。(もしくはこどもがやりたいことを自発的に言う)
なぜそうするかというと、取り組む内容やアイデアや準備などを全部完璧に準備し提供してしまうと、出来上がりも決まり切ってしまうし、せっかくの考える機会やアイデアやひらめきを得る機会をうばってしまいますし、受け身の姿勢が当たり前になってしまうからです。
また、大勢でやる時には決まった内容や工程、そしてまとめられたキットがないと難しいですが、アトリエミライは少人数でアットホームにやっていますので、一人ひとりのやりたいことや興味の傾向に合わせて一人一人取り組む内容が違います。
そして、子供と話をし、一緒に考えたり工夫をしながら進めていきます。
ですのですんなりいかないことも多いのですが、その分コミュニケーションを取り子どものアイデアを取り入れながら工作や絵や造形が進みます。
アトリエが準備をするのはいざという時に何かに使えるものや材料で、特殊なものは話をしながら用意をしたり、子供が閃いたものや使いたいものはご家庭で準備してもらったりします。
自分のやりたいことに必要なものを考えたり用意するのも立派な経験です。
大人になると当たり前にやれるようにはなりますが、やりたいことの実現に対する当たり前の認識とフットワークの軽さを育めると思っています。
ものを作らない方にとってはあまり意識がないかもしれませんが、一つ一つの完成までの工程には、
- 必要性だったり、欲しいという思いだったり
- それに対するアイデアだったり、
- それを実現するための計画プランや下準備や用意だったり、
- 計画を進めるためのコミュニケーションだったり
- 資金調達だったり
- より理想に近づけるための設計図や青写真の作成だったり、
色々なことが関わってきます。
子どもの頃にリアルにこういったことを意識して、当たり前に捉えていたら、もっと子どもの頃のアイデアや思いつき、欲しいものを創り出したり手に入れることができていたのにな・・と、私自身今になって思うところがあります。
ですので、お金を払う方や、サービスを受ける方としては、いろいろとあらかじめ体裁が揃っている方がより良く見えるかもしれませんが、
アトリエミライではあえて、こちらが質問しながらコミュニケーションをとり、
- やりたいことや、作ってみたいもの、描いてみたいものの実現のためにどうしたらいいか、何が必要かなど
話をしながら、実際に子どもさんやご家族の方にもご協力いただきながらレッスンをしていきます。
(例)縄文の火おこしをしてみよう!の体験のながれ(特別プラン)
- 講師からのアイデア「火おこしやってみたい?」(なんかこの子たちそういうの好きそう)
- 子ども「あ、やるやる」
- 講師「じゃあ燃やせるものとか枝とか、なんか事前に拾っておかないとね!」「湿っていたらもえないから」
当日までの講師の準備
- 火おこしの方法を選択。
- 三種類の方法を準備(マイギリ式、ルーペ、火打ち石)
- マイギリ式の道具を作るための木材や紐を用意
- 子どもたちと取り組む加工の手前まで進めておく
当日
- 子どもたちと火おこしのマイギリの方法を一緒に読みながら、組み立てをしていく
- 実際にやってみると、公開されている方法や工程には乗っていない細かいところの疑問いぶち当たる
- あーじゃない、こーじゃない、と子供と一緒に考えながら改善していく
- 予想を立てながら色々な改善方法を試みる(この時講師の頭の中にある考えを子供達に話しながら一緒に納得しながらやっていく)
- 子どものアイデアも採用する(子供が目から鱗な提案をすることがある)
- なんでだろーなんで上手くいかないんだろう、という経験に対し、ネガティブにならずにポジティブに取り組む。子供と楽しむ。
- 奇跡的に時間内に道具作りが上手くいく
- 火おこしは根気、なかなか麻に着火しない。
- もう一方で、火を体験するために予備で抑えておいた着火(火打ちバー)にも取り組む。
- それも一筋縄ではいかず、でも子どもの渾身の努力のかいがあり、無事に火種が飛び着火。
- 用意しておいたミニバーベキューのセットに火を点火!炭を燃やす!
- 外でそのままありもののバーベキューを楽しむ(バーベキューの具材はその日私の冷蔵庫にあったもの)
- バーベキューの具材の準備はなくても、あるもので何か焼けないかな?と探すのも面白く、なぜかなんの変哲もないものが美味しい。
- 完璧でなければできないという概念から外れてフットワーク軽く、いまある環境下で面白いことに取り組むことができるという経験になればと思う。
(例)「端材を使ったその日の思いつき工作」
今あるものから何ができる?何が自分のやりたいことに近いかな?
やりたいことがわからない、というときも何かしら考えてやってみよう!
講師も子供がやりたいことをやって欲しいので、やりたいことがあるといいですが、それがない時は
「どれだったらやってみたい?」「こんなのはどう?」
と、ちょっぴりもどかしいところから話をして、やることを決めていく、という時もあります。
これは、教室にあった端材を使って作ったビルの置き物。
端材をノコギリで切るという初めての体験をしました。
ビルの向きや窓の位置、ビルを配置する場所など、子供なりに考えてできた作品です。
大人にしかできないところはこちらが手伝いながら、こんな方法があるんだ、と自然に知ってもらうのも良いかなと思っています。
アトリエミライの子どもの工作のベース方針
内容
・やりたいことややることを子供と話しながら決める
・イメージをもってもらい、必要なものから考え揃える(講師&子どもやご家族)
・内容によってはデザイン案を子ども自らが描き作業工程や完成のイメージを共有する
・作業工程では講師と生徒が一緒に工夫や失敗をしながら臨機応変にアイデアを出し完成に持っていく
・決まり切った完成図や方法のない中、アイデアやその場の工夫を生み出し経験する。
山梨県南アルプス市の絵画教室アトリエミライのあれこれ
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